ベビーウェアリングBaby wearing

抱っこひもでの赤ちゃんの正しい抱き方

抱っこ紐やおんぶ紐をご使用になる時は、赤ちゃんの正しいい姿勢を保つことが何よりも 重要です。赤ちゃんの「正しい姿勢」とは、「自然な姿勢」であることです。 つまり、赤ちゃんの開脚姿勢(M字型)や背骨のCカーブを保つ姿勢です。 まずは、下記の項目を思い浮かべてください

  •  赤ちゃんが胎内にいた時の姿勢
  •  「高い 高い」としたときの脚の姿勢
  •  睡眠時の心地よさそうな姿勢


① 開脚姿勢

正常な時は、新生児の両脚がM字のように開脚しています。股関節、 つまり大腿骨頭と寛骨臼のつなぎ目の部分は、新生児の場合、約100°の角度に 足を体側に引き寄せ、同時に約130°の開脚姿勢をとると、理想的な位置関係に なります。「高い高い」をすると、赤ちゃんは自然にこの姿勢をとります。




大腿骨頭が骨盤の臼蓋と呼ばれる受け皿のような部分に入り関節を作っています。 大腿骨の先端部分(大腿骨頭)は球状になっています。健康な人の場合、この臼蓋 のなかに納まるような状態で接しています。両脚がM字型に開脚すれば、大腿骨頭 がうまく臼蓋のなかに納まり、健康な股関節の発達が促進されます。


② 背骨のC字カーブ

人間が二本足でバランスよく歩けるのは、横から見た背骨がS字状カーブを持っている からです。ところが、生まれたばかりの赤ちゃんの背骨はひとつのまるいC型。 首が座り、ハイハイや一人歩きの運動を経てだんだんとS字カーブが確立しています。
つまり、背骨のS字カーブは、背筋が鍛えられることによって形成されるのであり、外的要因によって形づくられるものではありません。 縦抱きの赤ちゃんは顔をママにくっつけるのに背骨は自然に軽く曲がっています。



理想的な抱っこ

新生児は縦抱きに適しているということがわかります。
開脚してひざを曲げ、背中を少し丸め、抱っこする大人の方を向いた姿勢が理想的です。  (ビュッシェルベルガー医学博士)


大人にとって快適な抱っこ位置

抱っこする人の上半身の重心はお臍の上にあります。その重心と赤ちゃんのお腹が密着するよう少し高め、赤ちゃんの頭にキスができる高さで抱くと楽です。 お腹で赤ちゃんを支えたり、一方の肩や腕で支えたりすることは肩こりや腰痛の原因にもなります。大人の頭、肩、腰、足首が一直線立てれば理想です。
その点、ベビーラップは親子ともに正しい姿勢が保て、赤ちゃんの体重を分散し、密着度が高く快適でお勧めです。

抱っこひもの前向き抱っこについて

柔らかい股関節に悪い姿勢

前向きに抱っこすると、赤ちゃんの足がぶらりと下がった状態になります。股関節が理想的な位置関係でなく、健康な股関節の発達に繋がりません。

無理な直立姿勢

前向き抱っこでは、赤ちゃんの背骨が無理な直立姿勢を強いられます。赤ちゃんの体重はオムツに包まれたお尻の上にかかるのではなく、まだ軟らかい状態の縫合部、骨盤にかかってしまいます(つまり、恥骨や精巣)。

夜泣きの原因

赤ちゃんの脳は外界からの刺激を遮断することはまだできません。赤ちゃんの顔がママに向いていれば、疲れたときに目を閉じ、頭をママの胸に休ませることは可能なので、刺激は中断されます。ところが、前向き抱っこでは、外界の強烈な刺激を回避できません。この情報の洪水は夜によみがえることが多いので、前向き抱っこは夜泣きの一つの原因でもあります。

大人にとって肩への負担

赤ちゃんの体重が前方にかかるため、抱く大人にとっても自然に背中を後ろに反らなければならず、肩への負担がかかり肩こりの原因になります。

新生児の横抱きについて

スリングや抱っこひもを使って、新生児を横に寝かせた「横抱き」という姿勢は、 股関節形成異常または股関節脱臼の病状がある赤ちゃんには適しないので、ご注意ください。 股関節形成の異常がある場合、小児科医や助産師とご相談の上、すぐに縦抱きができる 「ラップ&クロスキャリー」や「カンガルーキャリー」で抱っこしてください。 股関節形成が正常な新生児も、理想的な開脚姿勢が取れるDIDYMOSベビーラップでの 縦抱きをお勧めします。「揺りかご」(横抱き)のご使用は生後4週間までが目安でしょう。 赤ちゃんの身長が伸び、周囲に興味を持ち、縦抱っこを好むようになるので、早めに縦抱っこ に切り替えましょう。

  
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