独・トラゲシューレ・ベビーウェアリング・ベーシックコースレビュー

今年二月、ドイツからベビーウェアリング・コンサルタント養成校の校長先生をお招きして開催したベーシックコース。日本で初開催の講座となりました。受講者の方から、詳しいレビューが届きましたのでご紹介いたします。

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私は助産師として働いた後、一年間ドイツを中心にヨーロッパに滞在する機会に恵まれました。

そこでの生活の中で目にする多くの親子の様子から、日本の育児は親とこどもの距離が心身ともに近いことに気づきました。帰国後は、おんぶを中心に日本の育児に関心を寄せていたことからベビーウェアリングにたどり着き、今回の受講に至りました。

私はベビーウェアリングに関してほとんど知識や経験がない状態での参加でしたが、心配する必要は全くありませんでした。先生の温かな人柄と創意工夫に溢れる授業により、参加者同士も関わり合える和やかな学びの場だったからです。

 


カラフルな動物たちの親子

オリジナル教材のひとつ

 

オキシトシンのおりがみ

実践する際にも、説明を受ける時間・練習する時間・他人に教えながら実践する時間を十分に割いて下さったので、確実に技術を習得できたように思います。私が感銘を受けたのは、ベビーウェアリングの心地よさを、理論的なエビデンスだけではなく、身体を使って正しく心地よい状態に整えていくことを勧めていることでした。相手が感じているであろう心地悪さを、布の折り目や小さな紐などを使って微調整することを何度も先生が実践してくれましたが、そこから相手を思うベビーウェアリングを人に伝える上での大切な姿勢を学べたように思います。また、中立な立場の学校ということで、様々なメーカーのSSCを体験できる内容が組み込まれていたことはとても良かったです。SSCを使用している多くの方への支援ができることは、大きな強みになると思います。

ドイツの学校ということで、ヨーロッパの育児文化を知ることができたのはもちろんですが、 それは同時に日本の文化を客観的に知ることにもなりました。先生は育児がその国の文化や風習と密接に関わっていることを最大限に尊重してくれるため、どちらが良いということなく自由に気づきを得られることは大きな魅力だと思います。限りある育児の時間が、親子双方にとってかけがえのない幸せな時間になるよう支援したいという思いが強くなった実りある3日間でした。

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いかがでしたか?楽しく充実した内容の講座の様子が浮かんくるのではないでしょうか。

今後も継続的にこのような講座を企画して参ります。興味のある方は、ぜひ次回講座にご参加下さい。